神の代理人

CSの「ボルジア~欲望の系譜~」を見ています。
http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/30716389.html

第4話でついに、チェーザレの父
(建前上は伯父→聖職者に妻や子供がいてはいけないから)
ロドリーゴ・ボルジア枢機卿が、新教皇に選出されました。
以降彼は、教皇アレクサンデル6世と呼ばれます。

ローマ教皇ローマ法王)とは、
キリスト教の最大宗派である
ローマ・カトリック教会の首長であり
全世界のカトリック教徒の精神的リーダーです

英語ではPope(ポウプ)。
これは「父(パパ)」という意味
その立場は、人より高いが神より低い、
地上における“神の代理人”と言われます。

初代教皇は、イエスの一番弟子だった聖ペテロで、
彼の墓の上に建てられたのが、
ヴァチカンのサン・ピエトロ(聖ペテロ)寺院です。
その内部には、教皇の位を象徴する司教座(ペテロの椅子)が
掲げられています。

現在の教皇は265代目のベネディクトゥス16世ですが、
1代前のヨハネ・パウロ2世の方が人気もあり、有名ですね。
彼は異教徒との和解につとめ、
精力的に世界の国々を訪問したため
「空飛ぶ司教座」などとあだ名されました。

約2000年におよぶカトリック教会の歴史の中には、
教皇の伝説もあります。(女性は教皇になれません。)
9世紀のこと。
男装した女性ヨハンナが教皇になり、
パレードの最中に出産してしまったために、
女であることがバレたというとんでもないお話。
真偽のほどは定かでありません。

ローマ教皇が亡くなったとき、
次の教皇はどのようにして選ばれるのでしょう。
ちょっと長くなるので、
その仕組みについては明日紹介します。
あ、今日は「パリ祭」。
フランス革命記念日でした