国際信号旗をゲット

先日、横浜・山下公園内のショップで、
前から知りたかった、「国際信号旗」の一覧表を見つけました。
もちろん即、購入。
(2枚目は裏面)
 
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船舶間の意思疎通をはかる万国共通語、
国際信号旗」は、海軍国のイギリスで19世紀に
登場しました。
その後、各旗の意味やデザインが変化しつつ、
現在に至ります。
 
日露戦争日本海海戦(1905年)にさいし、
連合艦隊東郷平八郎司令長官の命で
旗艦三笠に掲げられた「Z旗」が、
日本人には一番おなじみでしょう。
 
Z旗には本来、「私は曳き船(タグボート)がほしい」
という意味があるのですが、
Zがアルファベットの最後の文字であることから、
「もう後がない、死ぬ気で決戦に臨め」
という意味にも使われます。
 
初めてこのような意味でZ旗を用いたのは、
かのイギリス海軍の名提督ホレイショー・ネルソンだ、
とよく言われますが、それは少し違います。
 
1805年、ナポレオン率いるフランス・スペイン連合艦隊
との戦い、トラファルガーの海戦ジブラルタル海峡沖)
において、ネルソンは
「イギリスは、諸君がなすべきことをなすよう期待する」
という旨の言葉を、計33枚の信号旗を12回に渡って
掲げることで、全艦に伝えました。
 
戦闘にはイギリスが勝利したものの、
彼自身は狙撃され戦死しました。
その戦勝を記念してつくられたのが、ロンドンの
トラファルガー・スクエア(広場)です。
広場の中央のコラム(円柱)の上に、ネルソンは
いまもフランスをにらんで立っています。
 
イギリス留学経験のある東郷は、上記の
ネルソンの言葉を知っていたに違いありません。
そしてZ旗を掲げるさいの訓令に、ネルソンの言を
借りたのでした。それがご存知、
「皇国の興廃この一戦にあり、“各員一層奮励努力せよ”」
だったのです。
(具体的な文言を考えたのは秋山真之。)
 
ネルソンが33枚の旗を駆使して伝えた思いを、
100年後の東郷はたった1枚の旗に込めたのです。
 
へんぽんと翻るZ旗を見て、司令長官の万感の思いを
汲み取った各艦は、見事バルチック艦隊
撃ち破ったのでした。
 
今回ゲットした一覧表により、Z以外の旗の意味が
やっとわかりました。感動~♪