ムセイオン５ 古代ローマの・・・

火曜・ローマデーです。

さっそくですが、これは何でしょう？

 

 

右の突起からは芯になるヒモが出ています。

中央の小さな穴からオイルを足します。ということは・・・

 

古代ローマで使われたランプでした。もちろんレプリカ。

突起が二股になった２倍明るいものもあります。
台に載せたり、チェーンで吊るしたりして使います。

円盤の部分には４頭立ての競技用戦車の浮き彫りが。

 

先日偶然、これに似た本物のランプを見ました。
場所は、池袋の「古代オリエント博物館」です。
サンシャインシティの文化会館７階にあります。

 

 

７月１０日、友人の招待で久しぶりに同館を訪問。
いつもは特別展目当てに行くことが多いので、
改めてじっくりと常設展が見られてよかったです。

 

 

まずは「ハンムラビ法典」（紀元前１８世紀）の
レプリカがお出迎え。以前はなかったような・・・？
有名な「目には目を、歯には歯を」の一文は裏側です。
ここのレプリカには、ちゃんとその部分に
印がしてありますので、裏に回りこんで見てください。

 

日本では、同様の実物大レプリカを、
国士舘大学(世田谷キャンパス)の図書館と、
岡山オリエント博物館で見ることができます。
本物はパリのルーヴル美術館にあります。

 

 

続いて、メソポタミア文明、エジプト文明の遺物が、
時代を追って展示されているのは、いつも通り。
いや～まさしく、オリエント史の総復習にもってこい。

 

展示の最後の方に、アレクサンドロス大王のコイン

（これまた我が家にレプリカがありました↓）や、
今回紹介したローマ時代のランプなどがあります。

 

さて、ローマデーは今日で終わりです。
来月からは不定期の新シリーズ『バッカスに捧ぐ』が

始まります。