アイシャ's Kitchen その2

このシリーズではパキスタン人の友人、
アイシャが作ってくれたランチを紹介しています。
 
この日のメニューは・・・
 
 
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豆のドライカレーとサラダです。
 
キドニー(腎臓形)ビーンズはイラン産、
皮付きの赤いヒヨコマメはドバイ産、
お米はパキスタン産だそうで、国際色豊か。
お味は、まあ一般的なインドカレー風。
スパイスが効いていて、結構辛い。
 
サラダは、レタスやキュウリ、トマトを刻んで、
ヨーグルトベースの自家製ドレッシングをかけたもの。
これは正直、塩気がぜんぜんなくて
あまり食べられなかった。ごめーん。
 
日本の食べ物はなんでも、他の国より味つけが濃いです。
外国で食事をしていると、塩が欲しくなることがよくあります。
 
 
で。帰りがけには
このドライカレーを持たせてくれた上に、
「あなたのためにとっておいたの」と、
昨晩つくったという料理(次回紹介します)も
2品分けてくれました(汗)。

・・・いや、あの、そこまでしなくても・・・。

 
こんな風にいつもランチをごちそうになっているので、
私も何か日本料理を作って持っていきたいと
思っているのですが。
・・・それがなかなか難しい。
 
というのも、彼女は敬虔なイスラム教徒。
イスラムには「ハラル」という食事規定があり、
食べていいもの、いけないものが細かく決められています。
 
よく知られているのは、ムスリムは豚を食べない、
ということ。
 
牛、鶏、羊は食べますが、その場合も、
ちゃんとイスラムの儀式にのっとって
祈りを捧げながらさばかれたものでなければなりません。
日本のスーパーで普通に売っている
異教徒がさばいた肉は食べられないのです。
 
また、ムスリムはお酒を飲みません。
なので、料理に日本酒を使うことができません。
 
煮物、てりやきなど、日本の伝統的な料理には
日本酒やみりんがつきものです。
肉類と日本酒が使えないとなると・・・。
うーん。
 
野菜、魚を中心にして・・・。
あ、お味噌は好きだと言ってたなあ。
 
・・・何か思いついたら、お礼に作らねば、
と思っている今日この頃でした。