アイシャ's Kitchen その3

さんざん豚の肉塊の話をしたあとに、
豚肉がタブーな人の話題で恐縮です。
 
なんだかんだで師走に入ってからは
全然アイシャに会っていないのですが、
以前にアイシャが作ってくれた料理を
今日も紹介します。
 
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まずはチャーハン・・・
というか炊き込みご飯(?)。
 
牛骨でとった出汁がきいていておいしい。
ところどころおこげがあるのも嬉しい。
若干、脂っこい。
出し殻の牛骨(ちょびっと肉つき)がドーンと入っています。
骨がついたままの牛肉を、家庭でも普通に使うのですね~。
辛くはなく、ちょっと味がぼ~としてるかな。
 
もう1つは豆スープ。
いろいろな豆をすりつぶしてあるらしい。
にんにくがきいていてなかなか美味でした。
 
前回触れたように、ムスリムは異教徒がさばいた
肉を口にしません。
彼女が料理に使っている肉類は、
イスラム教徒用の輸入物。冷凍です。
 
あ、そしてこのシリーズの初回で
紹介した「野菜のかき揚げ」ですが、
あとで聞いたらパコーラというものだそうです。

 
彼女との会話の中で、自然とイスラムの生活・風習なども
学んでいるのですが、やはり
全然違う文化圏から来た人と話していると
いつもいろんな発見があって面白いです。
書物からの知識や、駆け足の観光旅行では、
彼らの本当の暮らしぶりや信仰のありかたについて
理解できないものだな、と実感します。
 
またアイシャはお父さんの仕事
パキスタン空軍の戦闘機の整備士)の関係で、
大学からはドバイに住んでいました。
 
パキスタン国語のウルドゥー語はもちろん
ドバイで話されているアラビア語もぺらぺら。
ウルドゥー語アラビア文字で表記します。)
なのでアラビア語も少し教えてもらっています。
 
大学を出てからはドバイの高校で
7年ほど英語の先生をしていたそうです。
たまにドバイでのラグジュアリーな生活について
話してくれたりします
うう、うらやましい。
 
よく彼女は、
「今度パキスタンに里帰りするとき、
あなたも一緒に来ない?」
(現在、両親はパキスタンに。)
と誘ってくれますが、私はむしろ
ドバイのラグジュアリーライフが気になる!!
あの世界一高いビル、バージュ・カリファ(828m)に
上ってみたいなあ・・・。
 
まあこんな風にいろいろお世話になっているので、
私も、彼女が日本の生活の中で困っていることがあれば
代わりに調べたり、電話をかけてあげたり、また
日本語を教えたりもしています。
 
アイシャもだんなさんもパキスタン人ですが、
二人はもうすぐ日本の永住権がとれるそうで、
息子も日本で育てたいそうです。
それで、日本語の文字を覚えたいということで、
いまは「ひらがな」の読み書きを
がんばって練習してもらっています。
 
来日5年なので、簡単な日本語会話は
まあまあできますが、息子が来春から保育園に
行く予定(まだ返事待ち)なので、
お母さんとしては、自分や息子の名前と住所くらいは
日本語で書けるようにしておきたいそうです。

さてさて、早いことたまっている仕事を片付けて
今週あたりは久しぶりに会いにいけるといいな♪