ハモン・デ・狂想曲 その４

やっとスペイン生ハム（ハモン・セラーノ）の
初カッティングをしたわけですが・・・
またまたここでお預けです（涙）。

切ってすぐ食べてはいけませーん！というかモッタイナイ！！

ワインも、注いでからスワリングさせて（ぐるぐる回すこと）、
空気を含ませると味や香りが変わりますね。生ハムも同じ。

スライスしてから３０分ほどおいて、空気になじませ

常温に戻します。すると、ほどよく脂が溶けて、

熟成された芳醇なうまみと香りを、より楽しむことができます。

 

スーパーで買った真空パックの生ハムも、
食べる１５～３０分くらい前にパックから出し、
１枚ずつはがして置いておくか、盛り付けておくとＧＯＯＤ♪

 

そしてそして！
生ハムだけを食べるときは、できれば手で食べてください。
スペインでは手で食べます。
フォークや箸で食べるより、絶対おいしいです。

 

（まあ今は時節柄、外ではしっかり手洗いしてからね。
私は殺菌できるウエットティッシュを持ち歩いてます。）

 

食べるときにちょっと乾いている、またはかたい、
と感じたら、お好みでオリーヴオイルをたらしてください。

私はいつもオイルをかけます。

 

原木を切ったあとも、乾燥しないよう
切り口にオリーヴオイルを塗ったり、
生ハムの脂を少し削ってぬりつけたりします。

 

いやー長かった

ようやくですよ。

いよいよ！！自分で原木から切り出した
生ハムをいただきま～す。
指でつまんで～～ぱくっ。

 

・・・ううーん、濃厚
かめばかむほど味が出てくる～（うっとり）。
ああ、これこれ。レストランや外国で食べる味。
やっぱ、おいしーなあ

 

よく輸入物の真空パック（イタリアのパルマ産など）
を買っていましたが、ちょっと固くて
プラスティックくさい感じがしていました。
原木から切ったものは、新鮮さと風味が違います。

 

いやー、これを毎日食べていたら、
日本製の生ハムもどきは食べられませんねえ。
全然味が違うんだもの。

 

家族は、ハムなのに
「ブルーチーズみたいな匂いがする」
と言っていました。
私は言われるまで気づきませんでしたが、
確かにどちらも乳酸発酵しているので、
熟成がすすむと似たような香りを出すのでしょう。

 

復習の俳句：

「生ハムは、薄ーく、置いて、手で食べる。」

（字足らず）

 

次回は今現在のハムちゃんの様子を
写真で報告します（笑）。