バッカスに捧ぐ10 女児紅
というわけで、水曜に引越しした中国デーです。
浙江省の習慣から名づけられたものです。
それを掘り起こして味見してみると、熟成が進んで
濃い色と深い味わいのすばらしい酒になっていました。
そこで男はその酒を娘に持たせることにしたのでした。
濃い色と深い味わいのすばらしい酒になっていました。
そこで男はその酒を娘に持たせることにしたのでした。
古代の「爵(しゃく)」をかたどった陶器の杯が二脚ついています。
爵は3000年ほど前に使われた青銅の酒器で、
伯爵などの爵位の語源にもなっています。
(実はこの「爵」が欲しかった。)
↓古代の爵(3本足で、取っ手が1つ。右手で持って左の口から飲む)
さて、甕を埋める習慣はやがて、男の子が生まれたときにも
行われるようになりました。その場合は
「状元紅」(じょうげんこう)と言い、この名がついた紹興酒もあります。
「女児紅」と並べて売られていることも。
行われるようになりました。その場合は
「状元紅」(じょうげんこう)と言い、この名がついた紹興酒もあります。
「女児紅」と並べて売られていることも。
男の子はお嫁に行きませんから、一体いつ、
甕を掘り出すのかというと、その子が
「状元」になったときに祝いとして開けるのです。
甕を掘り出すのかというと、その子が
「状元」になったときに祝いとして開けるのです。
「状元」とは中国の官吏登用制度である“科挙”の
最終試験に、最も優秀な成績で合格した受験生を指す言葉です。
最終試験に、最も優秀な成績で合格した受験生を指す言葉です。