ムセイオン19 金印
現在は福岡市博物館で常設展示中。国宝です☆
これはその原寸大レプリカ。
これはその原寸大レプリカ。
意外と小さい、と思いませんか?
正方形の一辺は2.3センチ。高さは2.2センチ。
手の平において握れば、グーの中に隠れます。
そして重さは108.7グラム。
ほぼ純金なので、小さいわりにずっしり重いです。
(レプリカは軽いですが。)
そして重さは108.7グラム。
ほぼ純金なので、小さいわりにずっしり重いです。
(レプリカは軽いですが。)
鈕(ちゅう)とよばれるつまみの部分は、とぐろを巻いたヘビの姿。
ここには紫色のひも(綬)が通されていたと考えられています。
ここには紫色のひも(綬)が通されていたと考えられています。
実際に押してみた↓
光をあてるとキラーン☆↓
当時の中国はアジア世界のリーダー。
周辺の国々は中国を親とも兄とも慕い、その最先端の政治制度、
周辺の国々は中国を親とも兄とも慕い、その最先端の政治制度、
返礼の品を与えて、その国をいわば衛星国とします。
相手国の方も、中国という大国の後ろ盾、庇護を得られ、また
オレ様は中国皇帝に認められた王だぞ!というハクがつくのです。
与えられる位によって、印の材質やつまみの形は変わります。
金印もあれば銅印もあり。亀のつまみやラクダのつまみもあり。
金印もあれば銅印もあり。亀のつまみやラクダのつまみもあり。
ではこのハンコ、一体どのように使ったのでしょう。
おそらく、大切な書類を入れた箱にヒモをかけ、結び目に
粘土をくっつけて、そこに押したと考えられます。
つまり機密文書の封印。
以前紹介した、メソポタミアやインダスの印章と同様です。
おそらく、大切な書類を入れた箱にヒモをかけ、結び目に
粘土をくっつけて、そこに押したと考えられます。
つまり機密文書の封印。
以前紹介した、メソポタミアやインダスの印章と同様です。
というわけで、昨日の振り替え・中国デーでした。