今年は帆布を着よう?

今年はデニムのアウターがはやる、と先日テレビで言ってました。
流行のファッションやらおしゃれには全く興味がもてない
歴史バカの私が、それで思い出したことを。
(「野田ともうします。」の野田さんとはお友達になれそうな気がする・・・)
 
ジーンズが生まれたきっかけは、19世紀半ばにカリフォルニアで
起きた、いわゆるゴールドラッシュだとされています。
 
金が採れる!と聞きつけた人々が、一攫千金を夢見て世界中から
カリフォルニアに殺到。
そこで、泥まみれになって金を探す鉱山労働者のために、
幌馬車の幌やテントにも使われていた
帆布(キャンバス地)を使って丈夫な作業着が作られました。
この布は油絵を描くときにも使われますね。
ジーンズを藍(インディゴ)で染めたのは、虫やヘビを
遠ざける効果があるとされていたからです。
 
では、どれくらい丈夫なのか?
ズボンを左右から馬で引っ張っても破れない!?
リーヴァイスのエンブレムによると、そうらしいです。
 
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実は最初のジーンズを作った人こそリーヴァイ・ストラウス。
ポケットの縁に金属の鋲を打つというアイディアも
彼の会社から始まりました。
 
ジーンズjeansという言葉は、イタリアの港町ジェノヴァGenova
に由来します。ジェノヴァは帆布をよく輸出していました。
だから日本人が「Gパン」とか「Gジャン」と書くとき、
Jを使わずGを使っているのは、偶然にも語源的に正しいわけです。
 
また最近はジーンズのことをデニムと呼ぶことも多いですね
南フランスにニームという街があり、ここもまた帆布の生産が
さかんで、よく輸出していました。
それで、フランス語で「~~の」という意味のde(ドゥ)という前置詞を
つけた「ドゥ・ニーム」(ニーム産の)という言葉から
デニムになりました。本来は「ニ」にアクセントがあります。
 
話は変わって。
今週土曜、ついに映画「テルマエ・ロマエ」がテレビで放映されます。
地上波初登場!ノーカット+劇場未公開シーン含む!
土曜夜9時~フジテレビ・土曜プレミアムにて。
くわしくはコチラ:
家族そろって大笑いしよう!
続編「テルマエ・ロマエⅡ」、制作決定!!
 
ちなみに裏の「世界ふしぎ発見!」では久しぶりに
エジプト・ピラミッドを取り上げます。どっちも見なきゃ!