スティグマ - ribekaのブログ

間があきましたが、聖フランチェスコの話の続きです。
前の記事：http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/31666205.html

聖フランチェスコといえば、
初めて「聖痕（せいこん／スティグマ／スティグマータ）」
を受けた人物でもあります。

聖痕とは、イエスが十字架にかけられたときに受けた傷と
同じところにアザができたり、そこから流血する現象のことです。
すなわち、釘を打ち付けられた両手の平と両足の甲、
ローマ兵のロンギヌスが槍で突いた右脇、
さらには鞭打ちを受けた背中、茨の冠をかぶせられた額の
いずれかにあらわれる神秘現象で、
聖フランチェスコがこの聖痕を受けた最初の人です。
その場面はよく西洋絵画の主題にもなっています。

現代でも敬虔な信者に聖痕があらわれることがあり、
奇跡だ！と騒がれます。怪我もしていないのに
お祈りをしていたら手の平から血がにじみでてきた
という例が多いです。

現代のニューヨークを舞台にした
『スティグマータ』という映画もあります。
この映画では、イエスが話していたアラム語が使われたり
トマスの福音書からの引用があったりと、
聖書考古学的な側面から大変興味深い演出がなされています。
ただのオカルト映画、と片付けられない作品です。
（ついでにガブリエル・バーンがかっこいい☆）

さて、キリスト教つながりで、
昨日公式ガイドブック↓が出た「聖☆おにいさん」のお話。
いま書店で、グッズがもらえるハズレなしのクジもやっています。