おのぼりさんな1日【後編】

昨日の続きで、皇居の参観レポートです。

ふたたび宮殿東庭に来ました。
現在、天皇や皇族方が公務を執り行われる宮殿は
主に4つの建物から成り、この東庭に面しているのが長和殿。
160メートルもある長~い建物。
 
イメージ 1

その南端(写真手前)の、ひさしがあるところが、
海外からの国賓などを迎える南車寄。
庭に面してずっとバルコニーがあり、その中央↓が
一般参賀の際に皇族方が立たれるところ。
イメージ 2
 
地面から3.4メートルの高さ。意外と低くてびっくり。
テレビで見るともっとずっと高いところのように見えます。
黄色い灯篭は有田焼。
足元には白い線(最初の写真)があり、それが2万人の群集の最前列。
長和殿の北の端(最初の写真の右端)には、松の木をイメージした
高さ16メートルの外灯があります。
 
長和殿の角を曲がると北車寄↓があります。
イメージ 3
 
ここは国内の訪問者の出入り口。このときもどなたかの車が。
と、宮殿の中から誰か出てきた!
開いたドアの向こうに、シャンデリアが見えました。
出てきた人物が誰かはわかりませんでしたが、停めてあった
車に乗って去って行きました。
 
さて、長和殿に隣接する豊明殿の前を過ぎて林の中へ。
宮内庁の裏側を右手に見ながら、モミジ林の坂道を下ります。
蓮池濠に突き当たって右に折れると、ふたたび宮内庁庁舎の
正面に出ました。そのままもときた道を戻って富士見櫓の前を過ぎ
窓明殿に戻ってきたら今日の参観コースは終了。
預けた荷物を取り出します。

この後は、入って来た桔梗門から外へ出る人と、
東御苑に行く人に分かれます。
我々はせっかく来たので、東御苑も見学します。
東御苑は公園のようなものなので、特に予約などせずに
誰でも自由に入れますが、月・金はお休みです。
 
窓明館を出るとすぐ、旧・枢密院の建物↓があります。
イメージ 4
 
その先には皇宮警察学校があり、
剣道場からは勇ましい掛け声が聞こえていました。
 
皇居の出口すなわち東御苑の入口に到着。
ここでプラスチックの入場券を渡されます。
東御苑を出るときに、これを門衛さん(皇宮警察?)に返却します。
出入り自由とはいえ、ちゃんと出入場者の数を
確かめているのですね。
 
門を出ると目の前に「三の丸尚蔵館」。
皇室から国に寄贈された美術品を所蔵・公開する博物館です。
 
そのそばの休憩所でも菊の御紋入りグッズを買えますが、
種類はかなり限られています。
我々はここでアイスを食べてひと休み。この日は晴天に恵まれ
真夏のような暑さでした。
 
さて、この東御苑でのお目当ては「忠臣蔵」で有名な「松の廊下」。
もちろん今は何もありませんが。
イメージ 5
その跡地↑を見て満足。
 
イメージ 6
 
他にも番所、石室↑、天守閣跡(のぼれます)、楽部(雅楽師の練習所)
などがあり、風にのってかすかに雅楽の音色が聞こえていました。
はまなすなど皇族方のおしるしの花々や、バラ園、
各種の竹を植えた竹林、茶の木の植え込みなどがあり、
花や植物に興味がある人にも楽しめるところです。
 
以上、皇居&東御苑の探検レポートでした。
~おしまい~