Hello! Baby George!

ロイヤルベイビーが生まれ、イギリスはお祝いムード一色ですね。
誕生した王子の名は「ジョージ」だそうで。
まあ妥当ですわな。
 
現在のイギリス王室は、元はドイツの貴族であった
ハノーヴァー選帝侯ゲオルクGEORGEがジョージ1世として
即位したのが始まり。以来ジョージという名の王が
多く出ています。
現エリザベス2世の父もジョージ(6世)でした。
 
ちなみに現在のウィンザー王朝は、成立当初は
ハノーヴァー朝と呼ばれていましたが、
第一次大戦中(ドイツと交戦中)にドイツ風の呼び名を嫌って
改名しました。
 
さてこのGEORGE ですが、ドイツではゲオルク、イタリアでは
ジョルジョ、フランスではジョルジュ、スペインではホルヘ、
ロシアではゲオルギー、女性形にしてジョージア(愛称ジーナ)
など世界中で人気の名前。
 
その起源はギリシア語のゲオルギオスという名にあり、
ヨーロッパでは特に竜退治をした聖人の名として有名です。
聖ゲオルギオスが馬上から長い槍でドラゴンを倒している場面は
キリスト教絵画のテーマとしてよく登場します。
画面の端に小さく描かれる女性は、竜のいけにえにされる
ところだった、その国の王女です。
 
また聖ゲオルギオス(英語だとセイント・ジョージ)は
13世紀以来、イングランド守護聖人でもあり、
その象徴は白地に赤い十字。
(前回紹介したテンプル騎士団と同じなのは、
おそらくただの偶然。)
 
イングランド(イギリスではなく)の旗はいまも
このセイント・ジョージ・クロスです。
サッカーのワールドカップのときなどに目にしますね。
 
かくいう私は、イギリスはもう10年以上ごぶさたです。
これまで2回行ってますが、まだまだ見たい&行きたい
ところがたっくさん。
オリンピックに王子の結婚、女王の即位60周年に
未来の王様誕生と、話題続きのイギリス。
行くならやっぱ・・・今でしょ!