ムセイオン23 ダンテの胸像

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本日のムセイオンはラヴェンナ(北イタリア)で購入した
「ダンテの胸像」であります。縦10センチ余りの小さな像。
 
昨年秋に、ダン・ブラウン最新作『インフェルノ』を読みました。
その半年前に、ラヴェンナでダンテの墓参りをし、
さらには、墓に隣接するダンテ博物館(リニューアルオープンしたばっかり)
で、作中で重要な役割を演じる「ダンテのデスマスク」を
拝んだところだったので、自分的にはタイムリーな感じでした。
 
ダンテ博物館のデスマスク(3つ)↓
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ラヴェンナのダンテの墓↓
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ダンテはフィレンツェ出身ですが、政争に巻き込まれて
同市を追放され、放浪の末にラヴェンナに落ち着き、
そこで、不朽の名作『神曲』三部作を書き上げます。
そしてヴェネツィアで客死してラヴェンナに葬られます。
いまもフィレンツェ市はダンテの遺骨の返還を求めている
ようですが実現していません。(追放したくせに~)
 
インフェルノ』と前後して、ダンテの『神曲・地獄篇』を
読みましたが、まあ別に『神曲』を読んでいなくても
インフェルノ』は楽しめると思います。
 
ただ、数あるどんでん返しの中で個人的に残念だった点がひとつ。
私は第四回十字軍を指揮したヘンリクス・ダンドーロの墓に
行ったことがあるので、ラングドンたちが彼の墓を求めて
旅をしている時点で、
「おーい、彼の墓があるのはその町じゃないよ~」
と思ってました。
歴史オタクですみません・・・。
 
おう!ここでヘンリクス・ダンドーロの墓の写真を載せようとしたら
掲載できる容量を超えてしまいました。残念。

インフェルノ』は2015年に映画化されることが
決定しています。読むなら今でしょ!
 
ダヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続き、
ラングドンシリーズの映画化は3作目。
同シリーズで唯一映画化されていない『ロスト・シンボル』は
フリーメーソンアメリカの首都ワシントンにまつわる謎を
テーマとしていますが、原作者自身の国の話だけに、
脚本が書きづらいのでしょうか・・・。
私は昨年取ったESTAの期限が切れないうちに
『ロスト・シンボル』片手にワシントンを旅する予定です。