中欧4都めぐり

さて、遅くなりましたが、夏の旅行のご報告を。今回は中欧諸国4カ国を訪問しました。オーストリアチェコ・スロヴァキア・ハンガリーです。
これらの国々は東欧とも呼びますが、東欧の民主化以降は中欧とも
呼ばれます。ハンガリーといえば、いま難民問題で大変なことになってますが、その話は別の機会に。

まずはオーストリア航空でウィーンに入り、そこからバスでチェコ共和国へ。世界遺産の村「チェスキークルムロフ」に寄ってチェコの首都プラハに移動。
そしてスロヴァキアの首都ブラチスラヴァに寄り、最後はハンガリ
ーの首都ブダペストを訪問。再びウィーンに戻って成田へ、という具合。

今回は私にとって初の陸上での国境越えとなりました。そして国境を超えるたび言語と通貨がいちいち変わる!!今回ばかりは訪問国の言語を覚えるのをあきらめました・・・。チェコハンガリーはEU加盟国ですが、イギリスやデンマーク同様、独自通貨を維持しています。

いずれも内陸の国で海はありません。が、どの町にも有名な川が流れています。ウィーンとブラチスラヴァブダペストには「ドナウ川」。
そしてチェコプラハチェスキークルムロフには「ヴルタヴァ川
」。またの名を「モルダウ」。そう、スメタナチェコ人)の曲でおなじみですね♪この川はドイツに入るとエルベ川と呼ばれ、ドレスデンなどを流れています。

西ヨーロッパと違い、チェコハンガリーは日本人にはなじみが薄いかもしれません。
そこで・・・。
今回は《あなたも知ってるチェコ!》をお送りします。
プラハのカレル橋(左)とプラハ城(右奥)
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プラハの天文時計(からくり時計)
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チェコと言えばビール!ドイツ、ベルギーとならぶビール大国ですピルスナー発祥の地でもあります。残念ながら今回はツアーだったので時間がなくて1件しかビアパブには行けませんでした。そこはチェコの初代大統領だったハヴェルが行きつけだった店です。ビール1杯200円!

チェコ出身の有名人と言えば、まずはアールヌーヴォーの画家ミュシャ!チェコ語ではムハ。チェコ人の前で「ミュシャ」などとフランス語なまりで言おうものなら、すかさず「ムハ!」と言い直されます(汗)

ムハがデザインしたステンドグラス↓(聖ヴィート大聖堂
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そしてご存知スメタナ。同じく音楽家ではドヴォルザークチェコ語ではドヴォジャーク)。他には、「変身」「審判」などを書いた作家のフランツ・カフカ。“ロボット”という言葉を造ったSF作カレル・チャペック

カフカが暮らしていた家↓(プラハ城内・黄金小路)
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最後に、個人的に紹介しておきたいのがフス!一気に時代をさかのぼりますが・・・。
プラハ大学学長にして宗教改革の先駆者であるヤン・フス。彼は1403年、イギリスのウィクリフの説に同調して教会を批判した
ため、コンスタンツ公会議の結果、異端とされ、1415年に火刑に処せられました。
彼はいまもチェック人(チェコの主たる民族)のナショナリズム
象徴であり、プラハ旧市街の中心にある広場には彼の像が立っています。この像はフスの没後500年を記念して1915年に作られました↓

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次回は《あなたも知ってるハンガリー》をお送りします☆