クラクフ名物・オブヴァジャーネク
アウシュヴィッツ行きのバス乗り場にて↓
ホテルの近くのフロリアンスカ通りにて↓
さて、その正体はまあるいパン。
オブヴァジャーネクObwarzanek。
オブヴァジャーネクObwarzanek。
プレーンのほかにチーズ味↓
塩味↓などがあります。ザラメに見える・・・。塩です!
生地を茹でてから焼いてあるので、もっちもち食感♪
うーん、おいちー。お腹にたまるー。一度に全部は食べられないー。
クラクフのホテルは素泊まりだったので、朝食の定番でした。
郊外に行くときは、これを買って列車に乗り、中で食べれば時間の節約にも。
1つ1.60ズウォーティ。約50円。
茹でて焼くという製法と、この形はベーグルを彷彿とさせますね。
ベーグルはアメリカでユダヤ人が生み出したパンですが、
その起源はもしかするとこのオブヴァジャーネクかもしれません。
大戦中、ポーランドからも多くのユダヤ人がアメリカに亡命していますからね。
ベーグルはアメリカでユダヤ人が生み出したパンですが、
その起源はもしかするとこのオブヴァジャーネクかもしれません。
大戦中、ポーランドからも多くのユダヤ人がアメリカに亡命していますからね。
定番のスモークサーモンとクリームチーズのベーグルをランチにいただきました♪
これまたおいしかった~☆
今日はこれにて。
今日のお・や・つ34 タラリーニ
熊本の大地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
私は関西人と九州人のハーフでして、熊本ではないですが、九州にたくさん親戚がおります。
学生時代に阪神淡路大震災を、職場で東日本大震災を経験しました。
この週末は備えを強化してます。寝るときにはドアを半分開けておきましょう。
私は関西人と九州人のハーフでして、熊本ではないですが、九州にたくさん親戚がおります。
学生時代に阪神淡路大震災を、職場で東日本大震災を経験しました。
この週末は備えを強化してます。寝るときにはドアを半分開けておきましょう。
さて。
タラリーニ。なんだかかわいい☆たらりーに。
イタリアのお菓子、というより一口サイズの硬いパンです。
最近、輸入食材屋さんでよく見かけるので、指輪のような独特の形が気になって買ってみました。
わたくしポルチーニ好きなものでポルチーニ味にしましたが、ほかにもオリーヴオイル味、ローズマリー味、ピザ味などがあります。
触感はさっくり、かすかな塩味、そして噛めば噛むほど小麦の味がじわ~と口の中に広がります。
ポルチーニの味は・・・する・・・いや、しない?
とにかくやさしい味。文句なくワインに合います!
ちょっと調べてみると、イタリア南部の伝統的なパンだそうです。
ポルチーニの味は・・・する・・・いや、しない?
とにかくやさしい味。文句なくワインに合います!
ちょっと調べてみると、イタリア南部の伝統的なパンだそうです。
少し前に、ヘルスケアに詳しい友人から「私は小麦を食べるのを(数年)やめたら花粉症が治ったよ」ときいて「よおし、やってみよう」と思ったのですが、1週間で挫折。
小麦を避けるのって難しい・・・。
でも彼女の助言で、アレルギー対策としてお味噌汁を飲む回数を増やしました。
以前テレビでも、「むかしの日本人はいまより摂取カロリーが多かったにもかかわらず、いまの人より健康だったのは、漬物やみそ汁を毎日食べていたからだ」みたいなことを言ってました。
日本食って偉大だ。
小麦を避けるのって難しい・・・。
でも彼女の助言で、アレルギー対策としてお味噌汁を飲む回数を増やしました。
以前テレビでも、「むかしの日本人はいまより摂取カロリーが多かったにもかかわらず、いまの人より健康だったのは、漬物やみそ汁を毎日食べていたからだ」みたいなことを言ってました。
日本食って偉大だ。
などと言いつつ・・・。
わたくしのワイン好き、オリーヴ好きを知っている人が、最近こんなものを見つけてきてくれました。
うーん、いいねえ♪今夜のおつまみはこれで決まり。
健康的な食事ってムズカシイ・・・。
『ちはやふる・上の句』を見ました
昨日やっと『ちはやふる・上の句』を見ました。
まあ最初にチラシをみたときから、なんか違うな・・・とは思っていたのですよ。キャスティングについて。
私がしっくり来るのは「ひょろくん」と「あらた」だけです。
まあ最初にチラシをみたときから、なんか違うな・・・とは思っていたのですよ。キャスティングについて。
私がしっくり来るのは「ひょろくん」と「あらた」だけです。
千早はちと幼すぎるきもするけど、まあ許容範囲。
(ちなみに千歳役の女優さんは本当に広瀬すずのお姉さんなんですね。)
そしてかなちゃんはもっとかわいい方が・・・。。
まあこれはアニメを見てるからその影響が強いのかも。
(ちなみに千歳役の女優さんは本当に広瀬すずのお姉さんなんですね。)
そしてかなちゃんはもっとかわいい方が・・・。。
まあこれはアニメを見てるからその影響が強いのかも。
太一はセリフ棒読み。肉まんくんは妙にハイテンションでチャラい。
そしてつくえ君にいたってはなぜか鉄道マニア。なんやねんその設定。
そしてつくえ君にいたってはなぜか鉄道マニア。なんやねんその設定。
前半は登場人物の人間関係を説明するために原作とは全然違う展開でしたが、だんだん原作に近寄っていて少しずつ安心(笑)。
ということで、原作とはまあっったく別物の作品としては楽しめました。
今回の「上の句」ではしのぶちゃんも近江神宮も出てこないので、やっぱり「下の句」も見ようかな。
話は変わって。ブログの更新曜日を変えます。
今後は木曜と週末(土曜か日曜)に更新を予定しています。次回は週末にお会いしませう。
今後は木曜と週末(土曜か日曜)に更新を予定しています。次回は週末にお会いしませう。
アウシュヴィッツ1・ガス室の衝撃
あれからもう6年も経ったのですね。今日は昼のワイドショーで中継している御柱祭の「木落とし」を見ていました。実は6年前(数えで7年前)、諏訪に行って実際に木落としを見たのです。すごい人、すごい迫力でした。
この施設がポーランドにあるということを、もしかしたら多くの日本人は知らないかもしれません。ナチスの収容所だからドイツにあると思って当然です。
しかし当時のポーランドはドイツとソ連によって国土を真っ二つにされ占領されていたのです。
一番下の「オシフィエンツィム・ミュージアム行き、8:05発、乗り場G1」に乗りました。
これがバス↓
所要1時間30分ほどで、第1アウシュヴィッツ入口の目の前に到着。
鉄道で行くと「オシフィエンツィム駅」を降りてから20分ばかり歩かねばなりません。
「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)という大ウソが掲げられた第1アウシュヴィッツの入口↓
この門をくぐった者は、煙突から外に出ることしかできなかった。煙になって。
「B」が上下ひっくり返っているのがわかりますか?これを設置させられたユダヤ人たちの密かな抵抗です。
「B」が上下ひっくり返っているのがわかりますか?これを設置させられたユダヤ人たちの密かな抵抗です。
現在ここは博物館となっているため、敷地内に建ち並ぶ囚人の収容棟のほとんどが資料の展示室となっています。
各棟の紹介は長くなるので別の機会に。
各棟の紹介は長くなるので別の機会に。
写真手前の鉄棒のようなものは、集団絞首刑に使われたバーです。
展示棟をすべて見終わって少し歩くと、最後に現れるのがガス室と焼却炉を備えた「第1クレマトリウム」。
正面を撮るのを忘れました。これは横っ腹。煙突があります。
そして内部↓。いわゆるガス室です。
天井にあいている四角い穴から、SSが毒ガス「チクロンB」を投げ込みました。
そして壁を見てください。
少しでも新鮮な空気を。上に。上に。
ここから、出して。
爪痕です。
これを見つめながら、私はひとり、しばらくの間立ち尽くしていました。
色々な思いが頭の中を駆け巡り、動けなくなりました。
すぐ隣の部屋は焼却炉です。
煙となってようやく地獄から解放されたのですね。
収容者たちを運んだこの鉄道と塔も見覚えがあることでしょう。
ビルケナウの敷地の方が第1~よりも広大で、見どころをすべて回ると、とんでもない距離を歩くことになります(なりました)。
今日はここまで。また順次写真をアップしていきますね。
毎回アウシュヴィッツだとなんだか暗いブログになってしまいそうなので、時々。
毎回アウシュヴィッツだとなんだか暗いブログになってしまいそうなので、時々。
最後に、アイヒマン裁判の裏側を描いた新作映画のご紹介。
「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」
カラヴァッジョ展
前回の記事(パンテオン24「イースター・エッグ」)に写真を1枚追加しました。こちらもごらんください↓
http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/34209480.html
http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/34209480.html
ちょうど都美館さんの「ボッティチェリ展」が最終日、かつ桜が満開の日曜とあって上野公園はすんごい人!人!人!
よりによってこんな日に・・・でもご招待いただいたので仕方ないか・・・と行ってみたら幸いにも『カラヴァッジョ展』はそれほど混んでなかった♪
よりによってこんな日に・・・でもご招待いただいたので仕方ないか・・・と行ってみたら幸いにも『カラヴァッジョ展』はそれほど混んでなかった♪
今回の展示で印象的だったのは、なんといってもライティング。
暗闇の中に絵画が浮かび上がるかのように、絵を下からライトアップしているのです。カラヴァッジョの劇的な明暗の表現をさらに強調していて、会場全体が独特の雰囲気に包まれていました。
暗闇の中に絵画が浮かび上がるかのように、絵を下からライトアップしているのです。カラヴァッジョの劇的な明暗の表現をさらに強調していて、会場全体が独特の雰囲気に包まれていました。
約50枚の展示作品のうち、カラヴァッジョ本人の絵画は11点ですが、カラヴァッジョの影響を受けた画家(カラヴァジェスキ)たちの作品も、よくもまあ見事に真似たなあ~という感じ。
今回の出品作の中で私が一番好きなのは「エマオの晩餐」です。
キャプションによると、はじめは画面左上に光源となる窓が描かれていたそう。でも消して正解。あの漆黒の空間があってこそ、ですね。
キャプションによると、はじめは画面左上に光源となる窓が描かれていたそう。でも消して正解。あの漆黒の空間があってこそ、ですね。
「エマオの晩餐」↓
カラヴァッジョの絵画のコントラストの激しさは、やはり彼の気性にあるのでしょうね。短気で粗野。芸術家にして殺人犯。
しかし彼がいなければ、レンブラントもベラスケスもいなかったかもしれない。まさにルネサンスからバロックへの橋渡しをした存在です。
しかし彼がいなければ、レンブラントもベラスケスもいなかったかもしれない。まさにルネサンスからバロックへの橋渡しをした存在です。
あ、最近になってカラヴァッジョの真筆であることが判明した「法悦のマグダラのマリア」が世界初公開。この作品にも注目です。
カラヴァッジョに関する当時の文字資料も展示されており、中でも「食堂でのアーティチョーク事件」の記事が笑えました。彼の性格がうかがえます。ぜひ読んでください。
伝記映画もありまっせ↓うーん、見直したい!
ちなみに私が初めてカラヴァッジョの名を知ったのはデレク・ジャーマン監督の作品にはまっていたときでした。「エドワード2世」がお気に入り♪
いまだにティルダ・スウィントンの顔を見ると、デレク・ジャーマンを思い出す・・・。
いまだにティルダ・スウィントンの顔を見ると、デレク・ジャーマンを思い出す・・・。
さて、実は今回、久しぶりに常設展も観覧しました。
常設展示室内の小企画展「描かれた夢解釈~醒めて見るゆめ/眠ってみるうつつ」が見たかったのです。
デューラー、ゴヤ、マックス・クリンガー、ルドンなどの銅板画の展示。いずれもどこかで見たことがある作品です。テーマも「ファウスト」や「聖アントニウスの誘惑」といった、モンスター系や幻想絵画系で、わたくし好み☆
これだけでも見る価値ありです。
常設展示室内の小企画展「描かれた夢解釈~醒めて見るゆめ/眠ってみるうつつ」が見たかったのです。
デューラー、ゴヤ、マックス・クリンガー、ルドンなどの銅板画の展示。いずれもどこかで見たことがある作品です。テーマも「ファウスト」や「聖アントニウスの誘惑」といった、モンスター系や幻想絵画系で、わたくし好み☆
これだけでも見る価値ありです。
最後に今後の注目展覧会です。春は多いですね~。
以前に紹介したものはのぞいています。
参照:春の展覧会紹介記事↓
●「ブータン 幸せに生きるためのヒント」 5/21~7/18。上野の森美術館。
Happy Easter!(パンテオン24)
旅行中にベルギーやパキスタンでテロがあったらしく、ご心配をおかけしました。
でも東欧諸国はいたって平和です。治安もよく、みんな親切でした。
観光、買い物はイースター前に大体すませていたものの、少し不便・・・。
マーケットの様子↓
お土産、食べ物、衣類、石鹸などなどいろ~んな屋台が出てにぎわっています。めっちゃ楽しい!!晩御飯もここでゲット。
ドイツの諸都市のクリスマス・マーケットも有名ですが、年末年始は旅費が高いので、安く行ける3月のイースター・マーケットで同じような雰囲気を味わえるのはお得です☆
今日は取り急ぎ帰国のお知らせでした。また少しお休みして、4月以降、コンスタントに更新していく予定です。
来年度も澁澤りべかのブログをどうぞよろしくお願いします♪
PS 最後にもう一枚☆
羊とイースターエッグ♪
「ハンナのカバン」講演会
児童書「ハンナのカバン」については以前このブログでも取り上げました。そしてその著者、石岡史子さんによる講演会に行ったことも書いています。
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で、先日ついに、某中学校で行われた石岡さんの出張授業を、関係者の方の特別なおはからいで拝見することが出来ました。
壇上に石岡さんと「ハンナのカバン」が登場。スクリーンにはホロコーストの犠牲になった子供たちの写真が映し出され、講演開始です。
カバンには何が書いてある?という問いかけから始まり、ハンナの生い立ち、一次大戦後のドイツの様子などの時代背景が語られます。
当時、ドイツにどれくらい、何%くらいユダヤ人がいたと思う?という質問に、中学生たちは30?20?などと答えます。
正解は1%以下。0.75%。
当時、ドイツにどれくらい、何%くらいユダヤ人がいたと思う?という質問に、中学生たちは30?20?などと答えます。
正解は1%以下。0.75%。
ハンナの母が、次に父が、そして本人と兄のジョージも収容所へ。
ハンナが入れられたチェコのテレジン収容所では、収容者たちがひそかに学校を作っていました。それぞれ自分が得意なことを子どもたちに教えたのです。
ハンナが入れられたチェコのテレジン収容所では、収容者たちがひそかに学校を作っていました。それぞれ自分が得意なことを子どもたちに教えたのです。
石岡さんの「学ぶことこそが生きる希望だった」という言葉に胸がじんとしました。そして『夜と霧』のフランクルも、日記をしたためたアンネ・フランクも、極限状態のなかで、常に何かを学ぼうとし、残そうとしたことを思い出しました。
そう。人間はたとえどんな状況にあろうとも学ぶことができる。
学ぶことこそ、生きること。
石岡さんは中学生たちに語りかけます。
恐ろしいことも、人にやらせれば恐ろしくないのかな?
命令されたら人はなんでもするのかな?
恐ろしいことも、人にやらせれば恐ろしくないのかな?
命令されたら人はなんでもするのかな?
そして石岡さんは自分がなぜハンナという一少女の生涯を追うことになったのかという話を始めました。そして奇跡的にアウシュヴィッツから生還したハンナのお兄さんジョージを探し出しました。
ここでジョージさんとその家族からのビデオレターが流されました。
ここでジョージさんとその家族からのビデオレターが流されました。
最後の質疑応答のコーナーでは、ゆっくりとではありましたが、多くの質問が出ました。
「ユダヤ人というのは、宗教のことですか?それとも血?」
「ハンナの家族の中で、収容所に送られるタイミングがひとりひとりまちまちなのはなぜですか」
「ハンナのカバンに書かれた625という数字は何?」
「(外見ではユダヤ人かどうかわからないのに)どうやって黄色い星をつける人を決めるのですか」
「ドイツは外国と戦争しながら、国の中でもユダヤ人を殺している。この二つの戦いはどうつながっているのですか?」
「石岡さんはどうしてハンナについてそこまで熱心に調べることができたのですか?」
「ユダヤ人をすぐに殺さず労働させるのはなぜですか?」
途中、寝てしまう子もちらほら見えましたが、概して優秀な生徒さんたちです。よく聞いていたのですね。すばらしい。
私個人の感想はというと・・・
対象が中学生だったからか、私が石岡さんの話を聞くのが2度目だからか、初めて石岡さんの講演に参加したときよりも、ちょっと話し方や話の展開がいまいちだなという印象でした。同様の出張授業を何十回もされているわりには・・・。
対象が中学生だったからか、私が石岡さんの話を聞くのが2度目だからか、初めて石岡さんの講演に参加したときよりも、ちょっと話し方や話の展開がいまいちだなという印象でした。同様の出張授業を何十回もされているわりには・・・。
しかし、つまりは、なぜホロコーストが起こったのか、そしてそこから何を学ぶべきかを、当時の時代背景などを踏まえた上で中学生に伝えるのはそれだけ難しい、ということなのでしょう。
20世紀の歴史をわかっている大人であれば、いきなり本質的な話や詳しい話をされても興味深く聞けますが、子どもたちにはまず前提となることがらを伝えないといけないので、逆に本質の部分でいろんな要素が割愛されていたように思いました。
20世紀の歴史をわかっている大人であれば、いきなり本質的な話や詳しい話をされても興味深く聞けますが、子どもたちにはまず前提となることがらを伝えないといけないので、逆に本質の部分でいろんな要素が割愛されていたように思いました。
石岡史子さんの講演、人権教育、平和教育に関心のある方は
コチラにコンタクトを↓
では4月にお会いしましょう。
ド・ヴィゼニヤ~。